UPDATE. 2009-5/11

乾電池ってどれがいいの?

「乾電池」とひとえに言えど、様々な大きさや価格帯、性質の違う乾電池が世に溢れていますよね。
うちの会社では乾電池をよく使う・・・というか、うちの商品が乾電池を入れて駆動するタイプが多いので、乾電池については前々から色々気になってたことがありました。

たとえば「最近よくCMしてるエボルタってほんとにいいんかな?」とか
「乾電池って何Vくらいまで落ちても使えるんだろ?」とかです。

気になることは調べてみたいのが俺の性分。
なので実験をしてみました~。


今回実験に使ったのは懐中電灯です。
懐中電灯って明るさでどのくらいの電流が流れているか目に見えるし、乾電池で使うためのものなんで、当然のごとく乾電池で使われることに特化してるわけです。

実験に使用したのは、ダイソーで購入したニップル球の定格2.4V0.3A、単三型乾電池を2本使用するタイプの懐中電灯です。
なんでニップル球の懐中電灯はかと言うと、一般的に乾電池がよく使われる機器の負荷ってこれくらいかなーって感じでテキトーに選びました。
( そして実は俺って懐中電灯コレクターでもあります)


今回の実験はですね、9個の懐中電灯に9種類の電池を入れて、
「15分ごとに点灯→5分間のインターバル→再度点灯」
を繰り返し、電圧の測定はもちろんのこと、デジタル一眼レフの写真を使った明るさの比較もしてみました。

なぜか他のサイトでやってる比較実験と結果に大きな差がありますが、ちゃんと証拠写真もあります。(笑)

何よりも、どのアルカリ乾電池も終止電圧が同じではないと考えており、ひょっとすると消耗の激しくなった電池は内部抵抗が上昇して、電圧はあっても電流の流れる道としてはボタン電池ほどしかないのではないかと素人くさい予想をしてみたり。

んまー、「懐中電灯が全く点かなくなった時点で燃えないゴミ」であることは間違いないので明かりが消えた時点で実験を終了しています


アルカリ乾電池の代表選手を選抜

乾電池の選抜基準として
1.日本全国どこにでも売ってて入手しやすい
2.アルカリ乾電池、又はアルカリ乾電池の仲間
を重要視しました。

こちらが今回の選び抜かれた代表選手たちです。

MEDE IN JAPAN パナソニック・EVOLTA エボルタの写真
日本製。誰もしなさそうなギネス記録に認定されました。
MEDE IN JAPAN パナソニック・金パナ 金パナの写真
日本製。とりあえず、みんながコレ信じてるよね。
MEDE IN KOREA セリア・MITSUBISHI ミツビシ・アルカリ乾電池の写真
韓国製。セリアの期待の星。  (セリアは種類少なめ)
MEDE IN CHINA ダイソー・アルカリパワー アルカリパワーの写真
中国製。チャイニーズ風のデザインが怪しい感じです。
MEDE IN INDONESIA ダイソー・INDONESIA インドネシア・アルカリ乾電池写真
インドネシア製。インドネシアのクオリティやいかに?
MEDE IN KOREA ダイソー・GIGAMAX ギガマックス・アルカリ乾電池の写真
韓国製。なんか名前がすごそうなだけに期待。
MEDE IN CHINA ダイソー・SANYO サンヨー・アルカリ乾電池の写真
中国製。サンヨーといえばエネループ。アルカリ乾電池は?
MEDE IN CHINA ダイソー・GPブラック GP黒色アルカリ乾電池の写真
中国製。外装の裏に、わかりにくくGPって書いてある。
MEDE IN CHINA ダイソー・GPホワイト GP白色アルカリ乾電池の写真
中国製。GPは香港の有名な電池メーカーです。

ってか、ほとんど100均(笑)
だって100均が一番身近じゃない?

ダイソーとセリアのやつは4本セットで105円のアルカリ乾電池のみを選びました。


いざ乾電池比較実験開始!

実験開始~点灯60分経過後の比較
実験開始直後と30分経過した時を比較
序盤戦の様子ですが、とりあえず明るさはどれも似たりよったりですね。
この中のどれがいいかって言われるとどうでもいいレベルなのです。
(ってか、明るさにばらつきがあるように見えますが、しょせん懐中電灯なので光軸が定まって無いせいだと思います。)
上の2枚の写真を比較してもらうと、60分経過後の明るさが若干落ちているのがお分かりいただけるでしょうか?
けれども、これくらいならまだまだ変化が無いって感じですね。

実験開始~点灯60分の電圧

おなまえ 開始直後 点灯30分 点灯60分
パナソニック・EVOLTA 1.620V 1.464V 1.417V
パナソニック・金パナ 1.622V 1.452V 1.404V
セリア・MITSUBISHI 1.626V 1.460V 1.406V
ダイソー・アルカリパワー 1.610V 1.450V 1.400V
ダイソー・INDONESIA 1.608V 1.442V 1.389V
ダイソー・GIGAMAX 1.626V 1.464V 1.410V
ダイソー・SANYO 1.626V 1.450V 1.403V
ダイソー・GPブラック 1.612V 1.448V 1.396V
ダイソー・GPホワイト 1.614V 1.444V 1.393V

点灯60分の時点でEVOLTAの電圧が他より抜きん出て高く、続いて100均軍団の中ではGIGAMAXがトップ、セリアのMITSUBISHIも良い勝負です。
金パナはこの時点では5位につけています。


乾電池比較実験・中盤

点灯180分~300分経過後の比較
点灯180分~点灯300分経過した時を比較
さすがに点灯時間が5時間も経過するとライトの色が黄色からオレンジ色に変わりはじめ、電池がヘタってきた感じです。


点灯開始直後と300分経過後を比較してみると・・・
点灯開始直後と点灯300分経過した時を比較
だいぶ違いますね。
ってか、実験を始めるまで懐中電灯で5時間も持つなんて知らなかった。
普通ならとっくに捨ててると思います。

おじいさんの夜の散歩(深夜徘徊)には危険そうですが、花火や怪談話をするくらいなら使えそうです。

実験開始~点灯300分の電圧

おなまえ 開始直後 点灯180分 点灯300分
パナソニック・EVOLTA 1.620V 1.328V 1.278V
パナソニック・金パナ 1.622V 1.309V 1.256V
セリア・MITSUBISHI 1.626V 1.312V 1.266V
ダイソー・アルカリパワー 1.610V 1.300V 1.246V
ダイソー・INDONESIA 1.608V 1.293V 1.245V
ダイソー・GIGAMAX 1.626V 1.312V 1.269V
ダイソー・SANYO 1.626V 1.308V 1.259V
ダイソー・GPブラック 1.612V 1.295V 1.240V
ダイソー・GPホワイト 1.614V 1.294V 1.238V

相変わらずEVOLTAが一番高い電圧をキープ。
100均軍団中では相変わらずGIGAMAXがトップで、セリアのMITSUBISHIも好勝負してます。
金パナはずっと定位置の5位につけており、 変わった点と言えばGPの二つが最下位に落ちたことくらい。



そして点灯6時間を過ぎた頃・・・・


最初の脱落者が出ました。



なんと真っ先にへばったのは金パナ!!



え?点灯300分過ぎたくらいまで元気そうだったのに。

それではこちらが証拠写真です。

金パナが真っ先に死亡した証拠写真
点灯390分~点灯400分の間に、金パナの死亡を確認
390分を経過した時に元気そうだったのが見る見るうちにパワーダウンしていき、暗くなり始めてからあっと言う間に消灯しました。


これが「皆が100円ショップの電池より倍は長持ちすると信じてやまない金パナの正体」です。


ほんっと色んな意味でお疲れさんでした~。


「アディオス」

さて、引き続き実験結果です。



乾電池比較実験・終盤

いよいよ実験も終盤に差し掛かり、ここまでしぶといと思わずに実験をやりだしたことを猛烈に後悔していた時間です。
普通の人なら、これくらい消耗する前にとっくに燃えないゴミでしょう。

そして金パナが力尽きてから間を置くこと2時間くらい経過した時、大差のブービーがやっと出ました。

第2の脱落はGPの白
ブービーは金パナよりはるかに上回ったGP白
ブービーはGPの白で510分を過ぎた時でした。
しかし、ブービーとはいえ100均の乾電池が金パナよりもはるかに長持ちするなんて、正直驚きの結果です。

そしてここからは次々と消えていきます。

アルカリパワー、インドネシア、SANYOが立て続けに脱落
点灯540分~点灯555分の間に、アルカリパワー、インドネシア、GPの順で死亡
GP白が消えてから約30分ほどしたくらいに、アルカリパワー、インドネシア、SANYOが続け様に消えていった。
意外なのはSANYOの電池で、終始電圧高めであったが最後は急速に暗くなって消えていった。
この消えパターンは金パナに似ているが、日本の電池メーカー同士のコストパフォーマンスではSANYOの方がはるかに上を行っているようだ。

ちなみにSANYOの電池はダイソーで4本セット105円で、パナソニックの単三型の黒マンガン4本セットはビッグカメラで229円。

そして最終決戦。

エボルタ、100円ショップのアルカリ電池に敗れる

エボルタ4位、韓国製がワンツーフィニッシュ
点灯時間、約10時間にして決着。優勝はGIGAMAX!
点灯時間が間もなく10時間を過ぎようかという頃、エボルタが突然消えた。
最後の消え方はパナソニック特有だろうか、それまでは他より電圧高かったのに見る見るうちに消えてゆき、結局エボルタは3着に終わった。
(他の乾電池でエボルタのギネス更新できそう)
4位はGPの黒で、明るさ的に大分前からほとんど死んだも同然の状態だったがかなりの粘りを見せた。
死にそうなフリしてセコく省エネ作戦で3位に食い込んだ。


そして1位は韓国製のGIGAMAX!

いや、100円ショップの乾電池なのにここまで持つなんてあっぱれです。
GIGAMAXという名前、よく覚えておこう。

ってか、韓国製の乾電池って良いんですね。
2位にも韓国製のMITSUBISHIが差が無くきてるし。

これからアルカリ乾電池を買う時は、ダイソーのGIGAMAXかセリアのMITSUBISHIを買いましょう。

絶対に損はさせないですよ!



各乾電池の消灯直前の電圧と、消灯時間

おなまえ 開始直後 最終確認時 消灯時間
パナソニック・EVOLTA 1.620V 1.144V 570分過ぎ
パナソニック・金パナ 1.622V 1.208V 390分過ぎ
セリア・MITSUBISHI 1.626V 0.972V 585分過ぎ
ダイソー・アルカリパワー 1.610V 1.028V 540分過ぎ
ダイソー・INDONESIA 1.608V 1.058V 540分過ぎ
ダイソー・GIGAMAX 1.626V 0.914V 600分過ぎ
ダイソー・SANYO 1.626V 1.116V 540分過ぎ
ダイソー・GPブラック 1.612V 1.002V 570分過ぎ
ダイソー・GPホワイト 1.614V 1.076V 510分過ぎ




そして各アルカリ電池が昇天するまでの時間と電圧を↓のフラッシュにまとめました。

各アルカリ電池の実験結果

ドクロマークが昇天した時間です。
グラフがゴチャゴチャしていますが、フラッシュの中にあるチェックボックスをクリックすると、各アルカリ乾電池のグラフが見え隠れしますので、ポチポチしながら比較してご覧ください。


グラフを使って比較と総評

パナソニックのエボルタ(ギネス認定)は終盤こそスタミナで負けましたが、他のアルカリ乾電池と比較すると終始高い電圧を誇り、特に後半での電圧の強さはさすがと言えるでしょう。

そして何と言ってもGIGAMAXが強かった。
最初から電圧高めで後半もエボルタに次ぐ電圧をキープし、点灯10時間を達成して1Vを切ってもまだ懐中電灯を点灯させた持久力とパワーは素晴らしいです。
セリアのミツビシも同等と言っていい性能で、もしかすると同じ製造元かもしれません。

ってか、「100円ショップのアルカリ乾電池は半分しか持たない」という風説をよく聞きますが、嘘だと思います。
むしろ恐るべき費用対効果です。
今度そんなことを言ってる人がいたら説教してやりましょう。


会社の人や友達、町内のみんなにも教えてあげましょう。


ダイソーさん、セリアさん、ありがとう。(お小遣いください)

ちなみにエボルタと金パナを比較すると・・・

「おおっ、確かに従来品(金パナ)より格段に長持ちしている!」

しかしこれでいいのかPanasonic!(笑)





以上、実験レポートでした。

(この実験結果は素人の個人的な比較実験ですので、実験結果に一切の責任を持ちません。あくまでもお遊び程度だととらえてください。)

自作アンプへの道

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